2012年2月7日火曜日

モニさんについて

今日はヒロで出会ったモニさんと言う人について。

モニさんはヨーロッパ生まれビッグアイランド在住の
おばあさんです。
ひょろっと痩せた体にくりくりの白髪まじりの髪の毛を
二つに分けておだんごにしたかわいいおばあさんです。

モニさんの趣味は陶芸で、ヒロの陶芸の教室に月に何度か通う時は、
場所が便利なので、ダウンタウンの宿に泊まりにくるのです。
何度も泊まりにきては去っていくので、そのうちに仲良くなりました。

モニさんはあるときは2段ベッドの上の段で、
手編みのブランケットを編んでいました。
ある朝はリリコイのパウンドケーキに
バターとやぎのチーズを塗って食べていました。
またあるときは、
「今日はスターバックスで友達とスクラブルをする日なのよ」
と嬉しそうにしていました。

モニさんには息子が3人と娘が1人いますが、大きくなるまで、
モニさんが一人で、世界を旅しながら育てたと言っていました。
私はにわかには信じられなかったので、「どうやって?」と聞きましたら、
モニさんは、「木にハンモックを2段につるすのよ。
そのハンモックの上には雨よけのタープをはるのよ。」

子供が大きくなった後、モニさんには素敵な出会いがあり結婚をしました。
モニさんは私に、だんなさまとのなれそめを教えてくれたのです。
ビッグアイランドで一番綺麗な海での出会いでした。

しかし、だんなさまは数年前に、病気で亡くなってしまったそうです。
モニさんは旦那さまが亡くなったときのことを話す時にはいつも
「彼が天使になったとき、、、」と言います。

モニさんはいつも食べる物にこだわりがありました。
いつも有機の野菜や、無添加の飲み物、天然の塩や香辛料を使っていました。
モニさんは、「絶対にオーガニックである必要があるとは
思っていないけど、なるべくならオーガニックのスーパーで
買いものをしたり、例えばファーマーズマーケットに行ったときは、
自分の友達がお店をだしているので、そこで買うようにしている。
ただ自分の食べる物は安心して食べたいということだけなのよ。
その方がおいしいと感じるしね。」と言いました。

私が体調を崩したときに作ってくれた
アーユルヴェーダの調理法(教室に通い習ったらしい)で
作ったキヌアと野菜のスパイス炒めは本当においしくて、
体調を崩しているにもかかわらず私はもりもり食べてしまいました。

私がダウンタウンのホステルを去るときにモニさんは
私を見送ってくれましたが、最後の最後に「ちょっとまって!」
と言って持ってきたのは、梅干し。
「最後に一緒に食べましょうね」と言って梅干しをくれました。


私はその時までは大丈夫だったのに、
なんだかその梅干しを食べたときに、
涙が出てきてしまいました。


クリスマスにモニさんよりはがきが届きました。

はがきは、だれかから届いたはがきに
紙を貼ってそこにメッセージとイラストが書いてあるというエコなはがきでした。

次に会えたときはなにを教えてもらおうかな?
楽しみだな。と思います。

久々に書いてみる

あまりの地元生活にしびれを切らし、久々にブログなど書いてみています

明日から猛烈な勢いで綴っていこう。



と、そう思います。