みきお

あ〜おもしろかった。

お昼休みにギャル２名プラス男子１名で
たんたん麺を食べにいった。


「暑いかもよ、その席は」とH氏が言うので、
店の隅っこの方に４名で腰掛ける。
話題は今アツいメンズ、ダズィーの肉体美。

ダンシ１名は当然こんな話題にキャピつけるはずもなく、
たんたん麺をすする。

ふと気づくとギャル２名は窓の外を見ながら
なにやらもちゃもちゃ。

なに？

なんだかたんたん麺屋の向かいの工事現場に
色男がいると。


もちろん私も色めき立ちます。

焦げ茶色の作業着を身にまとった彼。


ハンサムじゃない！？


そこから女子、男子約一名のことを忘れ、
焦げ茶色の動向が逐一気になり、
確かにうまい激辛担々麺
だの
マーボードーフだの
どうでも良くなる。

あのとき女子一同、
「あ〜辛い」なんていいながら、
もう作業着の男子のことしか考えちゃなかったはずだ。

だってトンカチの扱いもたいしたもんだし、
ピンポイントで、っぱない釘みたいなのがっつんがっつん土に埋め込むし、、、、

まぁ多分しょうみ３０分ほど男子忘れ、
そう名付けられた　みきお　に釘付け。
（なんか、私のなかではシュンスケ〜とかいってる女子も。）


みきおの家族や、年齢や、すまいや。
事務所の所在地や、性格や、（絶対に優しい、ということで満場一致。）
そしてヤンキーかサーファーかの見極め。
ヤンキーはでもピュア。
そして工期はいつまでなのかなど、
そうとう妄想し、めいめい楽しかったはずだ。


ただ、男子一名は、のちほど
こんなに楽しくない昼食は今までになかったと、言っていた。
マイキごめんね。でも楽しかったしまた食べにいくって思うの担々麺‥・


なにせ人生色々ありますし、
私だって時々せつなかったりもするし、
でもそんなのみんな多分そうだし、
でも多分こういうことで、
色めきたったり、なんかこんなだったよねぇって思ったり、
そういうの楽しいと思えるんだからきっとこの先も
なんかあってもかわらないのかぁ〜と思った。

あぁ、やべーなー楽しい。そしてありがたい。